『おくりびと』動画はこちら!評価や感想も!

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アカデミー賞外国語映画賞など数々の賞を受賞し、多くの方に称賛された、おくりびと』のキャストと感想をご紹介したいと思います。

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キャスト

小林大悟役 (本木雅弘)

 

出典 http://www.id-core.co.jp/P11400871.jpg

小林美香役 (広末涼子)

出典 http://img.laughy.jp/19252/default_27c66cea63b732e013b4d04c801b3801.jpg

あらすじ

チェロ奏者の小林大悟(本木雅弘)は、所属していたオーケストラが解散し失業してしまいます。やむなく、妻・美香(広末涼子)の実家、山形に帰り職を探しますが、そこで出会った仕事は、亡くなった人を送り出す「納棺師」。

死者を扱うという仕事に納得のいかない美香は、一度家を出てしまいます。しかし、それでも納棺師の仕事に誇りを持って働き続ける夫に対し、少しずつ理解を示します。

そんな中、大悟たちの元に一つの知らせが届きます。そこには、かつて自分たち家族を捨てていなくなった、父の訃報が綴られていました。

感想

この作品は「死」というテーマを大胆かつストレートに扱っています。しかしそれは、感動させるためのもの、観客を泣かせるために作ってあるものとはまったく違います。

この作品を見るまで、「納棺師」という仕事はもちろん知りませんでした。多くの方がきっとそうだと思います。

 

納棺師という仕事は、まさに「遺体に触れる仕事」。しかも、自分と縁もゆかりもない方です。あくまで仕事ですから、仕方がない、と淡々と行うしかないでしょう。しかし、淡々と行う、にも色々あると思います。

この作品では、割り切ってやるというよりも、やはり「故人の旅立ちをお手伝いする」という温かさが根底にあります。

タイトルに込められた意味

それは英語版のタイトルにも表れています。本来、葬儀の準備をする人たちを、英語ではmorticianundertakerなどといいます。しかし、おくりびとのタイトルは「Departures」、まさに、故人の門出や新たな出発を表しています。

 

理由としては、輪廻転生の東洋的な発想であるとか、神の元へ旅立つという西洋的なものであるとか、諸説色々あるようですが、どちらにしろ「おくりびと」にふさわしいタイトルであると思いました。

 

誰もが迎える「死」の場面で、必ず居てくれなければならない人。優しさや思いやりだけでもダメ、度胸があるだけでもダメ、遺族のニーズ(化粧とか)に応えるマネジメントも必要。

 

遺体に触れるということで周りから理解を得られなくとも、プライドを持ってこの大変な仕事に向き合う納棺師に、心から感動しました。

演者と観客の橋渡し

しかし、頭で分かったところで、果たしで自分だったらできるだろうか?自分のパートナーが本当にその仕事に就いたとしたら?理解できることと、実際にやるかどうかは当然別問題です。

 

その橋渡しとして重要な役割を担っているのが、広末涼子さんが演じる小林美香です。

一言でいうと「所帯じみた普通の人」。この人がいなければ、この作品は「この世にいるであろう良く分からない人たち」の映画になってしまいます。

 

小林美香は、まさに観ている観客、私たちそのもの。

山崎努さん演じる社長、余貴美子さん演じる事務員など、みな図太く、プロ意識が高く、それでいてすごく人間くさい、素晴らしい役柄ばかりです。

普通の人である彼女がいることによって、私たちがその作品の中に入ることが出来るのだと思います。

 

知らない人の遺体に触れる仕事。端的に表記すればこの通りです。

大切な仕事なのは分かっている。でもそれが、自分のパートナーだったら?本当に受け入れられるだろうか?それは普通の人の感覚です。是非、広末涼子さんの「普通の人」を通して感じてみてください。

最後に

人は必ずいつか亡くなります。亡くなった人、遺された人、それぞれにとって大切なこととは何でしょう。

それを、当事者ではなく、まったく関係ない人でもなく、納棺師という「他人だけど関わらなくてはいけない人」という新しい切り口によって考えさせられる、素晴らしい作品でした。

 

また、他人の死など触れずに済むなら触れたくない、そんな普通の感覚の中で、それでもプライドを持って仕事をする納棺師という職業を知ることが出来たのも、この作品を見たからこそだと思います。

 

重たい感想ばかり書いてしまいましたが、作品の中にはコメディタッチのくすっと笑えるところもあり、ふっと気持ちが軽くなる場面がいくつもありました。

全体的に心動かされたり考えさせられたりしますが、見た後は重苦しくなく、心が温まる作品です。

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