映画『ピンクとグレー』ネタバレと感想や評価まとめ!

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アイドルグループNEWSのメンバー加藤シゲアキさんの
小説デビュー作『ピンクとグレー』が映画化され大ヒットとなりました。

ここでは、そのあらすじ、感想などについて紹介します。
※注意:感想は一部ネタバレを含みます。

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では早速行ってみましょう!

『ピンクとグレー』あらすじ

大阪から埼玉の団地に引っ越してきた

河田大貴(管田将暉 )は
同じ団地に住む同級生の鈴木真吾(中島裕翔)
石川紗理(夏帆と仲良くなり幼い頃も青春時代もいつも一緒に過ごしてきた。

やがて紗理は転校していくことになる。

その後、大貴と真悟は同じ高校に通い2人は共にバンドを組んでいて、
真吾が、ファレノプシス:胡蝶蘭という自作の曲を作る。
(この曲名が、後のストーリーの伏線となっている。)

そんなある日、街で雑誌編集者に声をかけられたことを
きっかけに雑誌の読者モデルとしての活動を始めることになる。

 

やがて芸能事務所に所属した2人はエキストラとして初めてドラマに出演し
主演俳優とのシーンで真吾のアドリブのセリフが監督に認められその後真吾は連続ドラマへの出演が決まる。

そのドラマは高視聴率を記録し、吾は芸名を白木蓮吾にし
その人気は大ブレークして、一気にスターダムにかけ上ることになる。

一方で大貴は、相変わらず小さな仕事をこなしながら大学とアルバイトを繰り返す日々を送っていた。

そして真吾とも会えない時間も増え、2人の仲は、ぎくしゃくし、やがて決別してしまう。

その後数年が経過するが、大貴の仕事の規模や、スタイルも変化がなく、冴えない生活を送っていた。

そんなある日、真吾と高校の同窓会で再会を果たし真吾から誘われ、2人だけで酒を飲み交わし、昔の関係に少し戻れた気がした大貴だった。

 

 

次の日の夜も会おうという真吾との誘いに、約束通りに真吾のマンションを訪れると、そこには首を吊った真吾の姿があった。

大貴は愕然としながらも、自分宛てに残された遺書を読み真吾の意思を汲んで残された6枚の遺書の中から白木蓮吾としてふさわしい遺書を一つ選び、それに従い現場を彼なりに演出をする。

 

やがて遺書の内容は世間の知るところとなり「白木蓮吾の親友!」と大貴は一躍、時の人となり

プロダクションの薦めもあり、真吾に関する自伝ドキュメントを執筆することになる。

 

真吾の半生を綴ったそのドキュメント に映画化の話がもちあがり白木蓮吾役で主演することを決断した大貴は、撮影の過程で初めて空白の5年に真吾に何があったのかを知り、真吾の住んでいた芸能界での
葛藤や自殺の原因を知ることになるのだった...

感想と少しネタバレ

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「幕開けから62分後の衝撃!」。
この映画の紹介サイトに、こう表示されていたので期待しながら映画のストーリーのその時間を待った。

 

そして、その時間の、その場面で、「エッ、何に!何に!」となった。

その後、映画のシーンは進行していくが、62分に起こったことを理解しようとその前のシーンを頭の中で逆行させ、反芻し、やっと理解した。

そうか、これは、劇中劇だったのか。62分までの前半部分は、その劇の中の劇の部分だったのだ。

後半部分は、現実の世界に戻り、しかもここから画面はモノクローム、グレーの色彩だけになるのだ。
それでピンクとグレー? この筋書きを受け入れるのに

見ていて、少々疲れた。

前半部分は、青春映画として盛りこんである筋書きもシーンもテンポ良く。見ていて心地よいものだった。

演じている、それぞれの俳優も個性を出して、まく演じていた。中でも、真吾役の中島裕翔が
その役と一体となっている感じで、印象的で光っていた。

そして、後半部分。中島裕翔 が演じるのは、
自殺した友人鈴木真吾(芸名:白木蓮吾)の自伝映画の中で、蓮吾役を演じる河田大貴となるのだ。

このことがさらに見る人を少々混乱させることになっているのでは?とも感じる。

映画はその後、真吾が過ごした芸能界の内情や、殺に至るまでのシーンがグレーの色彩で 淡々と続いていく。

そして、映画はラストへと。芸能界の波に揉まれた大貴も悩み葛藤し、真吾と同じ自殺という道を選ぼうとする。

しかし、自殺は失敗してしまい、そこに、蓮吾(柳楽優弥)の幻影が現れ大貴に自分が自殺した真相を語る。

このシーンの蓮吾の映像の色彩だけが何故か紫で、霊界からの幻影という、その存在を印象づけようという演出か!?。

ただ、そこで幻影の蓮吾の口から語られた自殺の真相が

「真相は一体、何だったのだろう?」

と期待していただけに、ちょっと弱いではないか?という印象だった。

 

その時点で、見ている人には、真吾が学生の頃に自殺した9歳年上の姉との思いがけない関係が、分かることになるのだが。

 

ラストシーンは、大貴が街の中を疾走後、歩道橋の上から以前に真吾と交換したライターを、ビルの壁面の蓮吾の大ポスーターに向かって 投げるという所で暗転。

まとめ

この映画は、前半と後半がガラッと雰囲気が変わり
前半はテンポも良かっただけに、後半は説明的な場面が多く、少々退屈で残念だった。

ただ、このガラッと変わった後の、管田将暉さんの悪ぶった演技と夏帆さんの、前半の清楚な役を反転させた後半の荒んだ女優の役は見事でした。

劇中劇と少し捻った演出の映画が好き、という方にはお奨めです。

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