映画『イキガミ』あらすじ感想とラストの結末!

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-23-23-46-28

2008年9月27日に公開された映画『イキガミ』

 

脚本には、原作者である間瀬元朗が参加して執筆されました!原作である大人気漫画の『イキガミ』に近い仕上がりでいて、尚且つ不自然な終わり方をしない仕上がりになっている映画『イキガミ』をご紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク

キャスト

藤本 賢吾 役【松田 翔太】

%e6%9d%be%e7%94%b0%ef%bc%9d%e8%97%a4%e6%9c%ac

出典: topicks.jp

 

この物語の主人公“藤本賢吾”を演じたのは、様々な映画やドラマで活躍している松田翔太さんです。

 

“藤本賢吾”は、『逝紙配達人』と呼ばれ、逝紙を配達する職業に就いています。

彼はこの『国繁制度』に疑問を持ちながらも、どうすることも出来ずに苦悩し、逝紙が届いてしまった人物へ過度に感情移入してしまいます。

石井課長 役【笹野 高史】

%e7%9f%b3%e4%ba%95%e8%aa%b2%e9%95%b7

出典: m.hicbc.com

 

藤本の上司“石井課長”を演じたのは、笹野高史さんです。

国繁制度に疑問を持ち憤慨する藤本を「必ず機会が来るからそれまで耐えろ」と謎の言葉で宥める場面も。

鴨井 洋介 役【浅利 陽介】

%e6%b5%85%e5%88%a9%e9%99%bd%e4%bb%8b

出典: blogs.yahoo.co.jp

 

逝紙が届いてしまった一人目の青年“鴨井洋介”を演じたのは、浅利陽介さんです。

 

同級生から“遊び”と称した執拗なイジメを受けており、逝紙が届いたことによって同級生への復讐を決意して決行したが、遂行目前で時間切れとなってしまいました。

森尾 秀和 役【塚本 高史】

%e5%a1%9a%e6%9c%ac

出典: ciatr.jp

 

フォークデュオで二人目の被害者“田辺翼”とプロデビューを目指していた“森尾秀和”を演じたのは、塚本高史さんです。

 

デビュー出来ずに産業廃棄物処理場でバイトに明け暮れる秀和。

そんな時、疎遠になっていた翼のもとに逝紙が届いていることを知ってしまいます。

 

『コマツナ』のメンバー。

田辺 翼 役【金井 勇太】

%e7%94%b0%e8%be%ba%e7%bf%bc

出典: taisy02.com

 

逝紙が届いてしまった二人目の青年“田辺翼”を演じたのは、金井勇太さんです。

“森尾秀和”とフォークデュオでプロデビューを目指していましたが、翼のみデビューが決まり、他の人物と組まされてしまいます。

 

まずは、有名になってから秀和を誘いもう一度『コマツナ』としてやっていこうと決めていた矢先に逝紙が届いて…

滝沢 直樹 役【佐野 和真】

%e6%bb%9d%e6%b2%a2

出典: programer.at.webry.info

 

逝紙が届いた三人目の青年“滝沢直樹”を演じたのは、佐野和真さんです。

長年、自室に引きこもっていた彼のところへ逝き紙が届く。

それを見た母親は、選挙に勝つために演説をして欲しいと直樹に迫ります。

 

その様子に、自分は必要とされていないと思いつめた直樹は母親へ復讐する決意を固めます。

飯塚 さくら 役【成海 璃子】

%e6%88%90%e6%b5%b7%e7%92%83%e5%ad%90

出典: www.oricon.co.jp

 

“飯塚さとし”の妹役を演じたのは、成海璃子さんです。

彼女は幼少時に交通事故に遭い、両親と両目の視力を失います。

再び視力を両目に戻すには、角膜移植が必要なためにドナーを待っていました。

 

そんな時に、唯一の家族である兄“さとし”のところへ逝紙が届いてしまいます。

飯塚 さとし 役【山田 孝之】

%e5%b1%b1%e7%94%b0%e5%ad%9d%e4%b9%8b

出典: blog.livedoor.jp

 

逝紙が届いた四人目の青年“飯塚さとし”を演じたのは、山田孝之さんです。

闇金融で働いてはいるけれど、本当は妹想いの良いお兄ちゃんです。

 

逝紙が届き、妹の“さくら”に自分の角膜を提供することを決意しますが、一人で残していく妹のこと、自分のこれからの行く末を想い「死にたくない」と涙します。

スポンサーリンク

あらすじ

厚生保健省に入社した新入公務員の“藤本賢吾”は、政府が発行した死亡予告証“通称:逝紙”を死亡予定者本人へ届けることが仕事でした。

 

初めての配達は“田辺翼”という青年。

彼は以前、森尾秀和と二人で『コマツナ』というフォークデュオを組み、ストリートミュージシャンをしていました。

%e9%81%93%e3%81%97%e3%82%8b%e3%81%b9

出典: blogs.yahoo.co.jp

 

二人でプロデューする約束をしていた二人ですが、スカウトされたのは翼だけでした。

しかし、自分が売れて有名になったのちに秀和を誘ってもう一度『コマツナ』として活動をしていこうと決めた翼は一人でデビューしてしまいます。

 

そのことがきっかけで疎遠になった二人は、それぞれの道を進んでいました。

そんなある日、翼のもとに“逝紙”が届いて…!?

感想

現代の日本は自殺大国として世界ランキングにも上位に名前が挙がってしまうほどに自殺する方が増えています。

 

でも、それもしょうがないのかもしれないと思ってしまうほどストレス社会になって誰もが余裕をなくしてしまっているのが現状です。

 

そんな現代で、この『逝紙(イキガミ)』という作品は“生きる”ということがどういうことなのか考えさせられる作品になっています。

“逝紙”とは?

まずはこの物語の鍵を握っている“逝紙”について簡単に説明させて下さい。

この『イキガミ』という物語の中の日本には“国家繁栄維持法(国繁制度とも言います)”という法律があります。

 

これは自殺をする若者が大変多く、防止策など様々な対策を行ったが減ることがなかったため、「命をもっと大切にして欲しい」とそんな願いから出来た法律です。

 

全国民は小学校の入学時に予防接種を受けることが義務付けられており、その注射の中には特殊なカプセルが入れられています。

 

その特殊なカプセルによって18歳から24歳の若者が1000人に1人、あらかじめ設定された日時に死亡するようになっています。

 

この設定された死亡日時の24時間前に本人へ知らせ、残りの人生を有意義に過ごさせてあげるための“お知らせの紙”が“逝紙”です。

見所

この作品には、たくさんの名優が出演しています。

キャストには載せていませんが、劇団ひとりさんも恋人を“国繁制度”によって亡くした新人として最初と最後にちょこっとだけ出てきます(笑)

%e5%8a%87%e5%9b%a3%e3%81%b2%e3%81%a8%e3%82%8a

出典: ameblo.jp

 

劇団ひとりさんの演技力もなかなか上手いので是非観て頂きたいです。

 

ですが、役者さんの見所を挙げるならば松田翔太さんは欠かせません!

彼は様々なドラマや映画にも出演していますが、本作ではちょっと頼りない感じの役を見事にやり遂げています。

 

まあ、私が原作をあまり観たことがないから言えるのかもしれませんが…

 

自分が届けた人物たちが苦悶しながら残りの時間を必至に生きていく様子を

見て、「これは、本当に“正しいこと”なのか」と自問自答を繰り返しながらもどうすることもできずに苦悩する様子をどう演じているのかご注目です!

 

疑念を抱いた松田さん演じる藤本が、これからどう行動を起こしていくのかも大きな見所になると思いますよ。

 

次に物語としての見所ですが、私は2箇所オススメのシーンがあります。

一つ目は、田辺翼の死亡直前のシーン。

 

生放送に出演していた田辺翼が予定されていた曲ではなく「人生最期に歌いたい曲はこれです」と『コマツナ』の“道しるべ”を歌い出したシーンです。

 

それを観た秀和が泣きながら自身も演奏しながら歌い出すところがものすごく切なく、それでいて温かい気持ちになれました。

また“道しるべ”も素人っぽい歌い方なのになんかめっちゃ良い曲に聞こえる(笑)

 

まだ序盤なのに涙が止まらなくて、翼が歌いきって倒れた時にはもう大泣きでした!

 

もう一つは、最後の一人の飯塚さとしのラストシーンです。

%e9%a3%af%e5%a1%9a

出典: blogs.yahoo.co.jp

 

自分の角膜移植のためのドナーが“さとし”ではないかと勘付いた“さくら”が「手術は受けない」と言い出します。

 

「死亡予告の時間を過ぎてもお兄ちゃんが生きていたら手術を受ける」と言った“さくら”に、どうしても手術を受けて欲しい“さとし”と“藤本”は病院中を回り、全ての人に「さくらに時間を聞かれたら1時間後の時間を言って欲しい」と頼み込みます。

%e9%a3%af%e5%a1%9a%e3%81%95%e3%81%a8%e3%81%97

出典: eiga.com

 

それで予定時刻を“1時間過ぎても生きていた兄”にやっと安堵した“さくら”は手術へと向かいました。

その姿を見送りながら「死にたくない」と涙を流す“さとし”

 

この時点で尽きたと思っていた涙が再び止まらなくて目が真っ赤に(笑)

 

でも、一番切ないのは術後「一番初めにお兄ちゃんの顔を見たい」と言っていた“さくら”の目に映ったのは笑った兄の顔ではなくて冷たくなった“さとし”だったのでしょう。

 

そう考えただけで切なくて悲しくて再び涙腺が決壊して大変でした!

 

まあ、そのシーンはもちろんなくて、退院した“さくら”が桜並木を兄から残されたメモに書かれた住所まで歩いて向かっているところからです。

たどり着いた先は窓から桜並木が見えるマンションの一室。

 

そこにポツンと置かれた四角い箱。

中には鏡と手紙が入っているんです!

因みにこれでまた「わぁ~」と泣いてしまったのは言うまでもありません(笑)

 

手紙の内容は、是非観てみて欲しいのであえて載せません(笑)

まとめ

今の日本の現状を考えると、本当にこんな法律できかねませんね!

似てる法律が出来てしまわないようにしないと…

 

でも、こんな法律が出来ても本当に自殺者や犯罪が少し減るとしても命の大切さに気付ける人間は果たしてどの程度いるものでしょうか?

 

たとえ自殺者や犯罪者が減っても、何事もなく24歳を超えた人や周りに誰も“逝紙”が来た人はいなかったりしたらそれはやっぱり他人事にしか思わないのではないでしょうか?

 

この“国家繁栄維持法”が出来て得をするのは“国家”だけなのでは?

国民自体は大切な人を無駄に失って失意のところに、たとえ遺族年金が支払われても苦しみは消えるわけないですからね。

 

それでは、最後までありがとうございました。

スポンサーリンク